日本リハ医学会中部・東海地方会a

第２６回膝肩スポーツの会

日　　時：2016 年 7 月 23 日（土）14 時 30 分～18 時 30 分 
場　　所：東京第一ホテル錦 (名古屋市中区錦3-18-21) 
講　　演：膝 ACL 損傷の治療　動作解析からの検討
                  愛知医科大学医学部 整形外科学講座
　　　　　　主任教授 内田宗志 
認定単位：5単位（(2)-g項目）
会　　費：1,000円
事 務 局 ：三菱名古屋病院整形外科
                担当：高橋成夫
                〒456-0013 名古屋市熱田区外土居町7-8
                TEL：052-671-5161　FAX：052-671-5474
                e-mail：[email protected]

〈抄録〉膝靭帯損傷の中で、最もその頻度が高いのは、前十字靭帯損傷（ ACL ）であり、特にアスリートの選手生命にも影響する疾患である。現在ACL 再建術が広く行われ、比較的良好な臨床成績が報告されているが、競技選手はより早期に従来のパフォーマンスに復帰することを求めている。講演では、我々が取り組んできた動作解析によるACL損傷症例の検討で、損傷、手術、リハビリ、復帰、予防に関しての治療戦略について述べる。

第66回瑞穂卒後研修セミナー

日　　時：2016 年 7 月 22 日（金）18 時 30 分～20 時 30 分 
場　　所：名古屋東急ホテル
　　　　　(名古屋市中区栄4-6-8) 
講　　演：様々な手関節鏡手術
　　　　　済生会下関総合病院　整形外科科長
　　　　　安部幸雄
認定単位：5単位（(2)-g項目）
会　　費：1,000円
事 務 局 ：名古屋市立大学整形外科
               　 担当：岡本秀貴
                　〒467-0001  名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1
　 　 　 　TEL：052-853-8539　FAX：052-842-0266
　 　 　 　e-mail：[email protected]

〈抄録〉膝，肩関節での鏡視下手術の隆盛の波は、手関節外科手術へも確実に影響を及ぼしている。橈骨遠位端骨折などの急性疾患は元より、発展する薬物療法でも効果の得られないTFCC損傷をはじめとする手関節慢性疼痛には鏡視下手術が適応となる。現在、当科では舟状骨骨折・偽関節などの手根骨の整復、キーンベック病に対する月状骨掻爬、骨間靭帯修復などにも鏡視下手術を試みている。これまでの経験と診断、治療、リハビリテーションのポイントについて述べてみたい。

第４４回脊髄倶楽部

日　　時：2016 年 7 月 21 日（木）19 時 00 分～21 時 00 分 
場　　所：名鉄ニューグランドホテル(名古屋市中村区椿6-9) 
講　　演：脊椎脊髄の画像診断              
　　　　　東京都立神経病院
　　　　　部長 柳下　章 
認定単位：5単位（(2)-g項目）
会　　費：無料
事 務 局 ：愛知医科大学整形外科
　　　　　担当：神谷光広
　　　　　〒480-1195　愛知県愛知郡長久手町岩作雁又1番地1 
　　　　　TEL：0561-63-1087　FAX：0561-63-4707
　　　　　e-mail：[email protected]

〈抄録〉頸椎症性髄内浮腫、duropathiesとして、脳脊髄液漏出性（特発性低髄液圧症候群）、脳表へモジデリン沈着症など、脳と脊髄の両方に病変を認める疾患について、述べる。脊椎・脊髄疾患は歩行障害などを起こしやすく、リハビリが重要である。

Gifu Biologics Seminar

日　　時：2016 年 7 月 16 日（土）16 時 00 分～18 時 40 分 
場　　所：岐阜グランドホテル
                 (岐阜市長良648番地) 
講　　演：RAの疼痛発症機序と集学的治療戦略　　　　　
　　　　　岡山大学病院、運動器疼痛性疾患治療研究センター長
                西田圭一郎
認定単位：5単位（(2)-g項目）
会　　費：1,000円
事 務 局 ：ヤンセンファーマ株式会社
                担当：鈴木 完
　　　　　〒500-8847　岐阜県岐阜市金宝町1-15 ダイイチ岐阜金宝町ビル2Ｆ
　　　　　FAX：0120-275-831
　　　　　e-mail：[email protected]

〈抄録〉痛みは関節リウマチ(RA)患者にとって最も重大な問題である。現在のRA治療は炎症の抑制に主眼がおかれるが病初期には炎症中心であったRAの関節症状も、関節破壊の進行とともに荷重時、可動時の痛みや不安定性が主訴となったり、OA変化を合併することから、装具療法や整形外科的介入も考慮していく。薬物治療が進歩した現在、RAの治療戦略は疼痛制御からみたリハビリテーションを含む集学的治療集学的治療が今後ますます重要である。

第8回八事整形スポーツメディスン研究会

日　　時：2016 年 7 月 14 日（木）19 時 00 分～20 時 30 分 
場　　所：八事サーウィンストンホテル
                 (名古屋市昭和区八事本町100-36) 
講　　演：トップアスリートの足部スポーツ障害　　　　　
　　　　　早稲田大学　スポーツ科学学術院
                准教授  鳥居　俊
認定単位：5単位（(2)-g項目）
会　　費：1,000円
事 務 局 ：名古屋第二赤十字病院整形外科
                担当：佐藤公治
　　　　　〒466-8650　名古屋市昭和区妙見町2-9
　　　　　TEL：052-832-1121　FAX：052-832-1130
　　　　　e-mail：[email protected]

〈抄録〉水泳を除く陸上で行われる多くの競技において、足部のスポーツ障害は数多く発生している。足部痛はアスリートの動作全体に影響を与え、競技力を低下させる。特に陸上競技や球技において足部障害の管理や治療は選手の競技力を十分に発揮させるために重要となる。本講演では、トップアスリートに発生する足部スポーツ障害の代表例や稀有例について、診断、治療、リハビリテーション、予防を含めて紹介する。

第66回八事整形会

日　　時：2016 年 6 月 16 日（木）19 時 30 分～20 時 30 分 
場　　所：八事サーウィンストンホテル
                 (名古屋市昭和区八事本町100-36) 
講　　演：野球障害の診断と治療（おもに胸郭出口症候群(TOS)について）　　　　　
　　　　　慶友整形外科病院
　　　　　センター長　古島弘三
認定単位：5単位（(2)-g項目）
会　　費：1,000円
事 務 局 ：名古屋第二赤十字病院整形外科
                　担当：佐藤公治
　　　　　〒466-8650　名古屋市昭和区妙見町2-9
　　　　　TEL：052-832-1121　FAX：052-832-1130
　　　　　e-mail：[email protected]

〈抄録〉野球選手の肩肘障害には画像所見では異常を認めないことも多い。投球肩障害として治療されてきた難治例がTOSであることもしばしば経験する。投球肩肘障害とTOSを鑑別することも重要であるがTOSの認識はまだ少ない。治療はまず理学療法を中心とした肩甲骨周囲および頚～肩関節にかけてアプローチするが，保存治療でも効果が得られない場合には、手術的治療が必要となる。今回はTOS症例における病態を検討する。また、時間の許す限り内側側副靭帯損傷についても言及したい。

第8回自由ヶ丘整形医会

日　　時：2016 年 6 月 4 日（土）16 時 15 分～19 時 00 分 
場　　所：ルブラ王山(名古屋市千種区覚王山通8-18) 
講　　演：転移性脊椎腫瘍に対する最小侵襲脊椎安定術MISt               
                名古屋第二赤十字病院
 　　　　　佐藤公治
認定単位：5単位（(2)-g項目）
会　　費：1,000円
事 務 局 ：愛知県がんセンター中央病院
                担当：筑紫　聡
                〒464-8681　名古屋市千種区鹿子殿1-1
                TEL：052-762-6111　FAX：052-764-2963
                e-mail：[email protected]

〈抄録〉従来は転移性脊椎腫瘍は麻痺が進行してから麻痺や痛み改善目的に手術していた。最小侵襲脊椎安定術MISt手技が登場し、より低侵襲に手術ができることになった。よって従来の麻痺が進行してから手術をする適応から、もっと早期に行う意味が出てきた。がんリハビリテーションも緩和的な維持療法からQOL延長に繋がる。原発がんの治療のみならず、このような周辺治療法の進歩によりがんを克服する時代が到来した。

第15回岐阜整形外科セミナー

日　　時：2016 年 5月 28 日（土）15 時 30 分～18 時 00 分 
場　　所：岐阜グランドホテル
　　　　　(岐阜市長良648番地) 
講　　演：人工関節置換術患者の骨粗鬆症と糖尿病との関連
                名古屋掖済会病院　整形外科　
                水野直樹
認定単位：5単位（(2)-g項目）
会　　費：1,000円
事 務 局 ：大橋・谷整形外科
                担当：大橋俊郎
                〒500-8384 岐阜市薮田南3-12-17
　 　 　 　TEL：058-272-0011　FAX：058-272-0211
　 　 　 　e-mail：[email protected]

〈抄録〉近年65歳以上の高齢者は増加の一途をたどっており、これに伴い骨粗鬆症患者の数も増加しており1300万人と推測されているが、治療率は約20％と低い。また、糖尿病患者も増加の一途をたどっており、316万人を超え、総人口の約2.5%を占める。人工関節置換術を行う患者は、術後日常生活動作も向上することから、これらの疾患が潜在的に存在することを軽視しがちである。人工関節置換術患者の骨粗鬆症と糖尿病との関連について講演するとともに、術後のリハビリテーションについても解説する。

第81回名市大整形外科セミナー

日　　時：2016 年 4 月 23 日（土）17 時 45 分～18 時 45 分 
場　　所：名古屋東急ホテル ４階 雅の間(名古屋市中区栄4-6-8) 
講　　演：思春期特発性側弯症の病態と治療
　　　　　慶應義塾大学 整形外科　松本守雄 
　　　　　教授　松本守雄
認定単位：5単位（(2)-g項目）
会　　費：1,000円
事 務 局 ：名古屋市立大学整形外科学
                　担当：若林健二郎
                　〒467-8601　名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1番地
               　 TEL：052-853-8236　FAX：052-842-0266
                　e-mail：[email protected]

〈抄録〉思春期特発性側弯症は三次元的な脊柱の変形であり、進行例では呼吸機能悪化、整容上の問題、精神的問題、痛みなどの問題を生じる。思春期女児の有病率は約２％とされ決してまれな疾患ではない。その病因は未だ不明であるが遺伝因子と環境因子がともに関与するとされる。本講演では本症の病態、学校検診、診断方法、自然経過、装具療法と手術療法、さらには筆者らが取り組んでいるオーダーメード医療を目指した研究について概説したい。

第350回南整会学術講演会

日　　時：2016 年 4 月 16 日（土）17 時 35 分～18 時 35 分 
場　　所：レセプションハウス名古屋逓信会館(名古屋市西区牛島町5-6) 
講　　演：手の外傷　－初期治療からリハビリテーションまで－
　　　　　名古屋掖済会病院　整形外科 
　　　　　木野義武
認定単位：5単位（(2)-g項目）
会　　費：500円
事 務 局 ：名古屋掖済会病院　整形外科
                　担当：水野直樹
                　〒454-8502　名古屋市中川区松年町4-66
               　 TEL：052-652-7711　FAX：052-652-7783
                　e-mail：[email protected]

〈抄録〉手の外傷は切創から切断まで複合的な組織損傷の程度が多岐に渡る。最も重要なのは骨の安定と皮膚の閉鎖であり、そのためには初期治療がきわめて重要である。また指は非損傷指も含めて容易に拘縮するため、治療の早期よりリハビリテーションを開始する必要がある。本講演では、各種の複合組織損傷症例について実際的な初期治療方法とリハビリテーションの進め方やスプリントの適応などについて解説する。