日本リハ医学会中部・東海地方会a

第58回東海整形外科外傷研究会

日　　時：2015 年 4 月 4 日（土）13 時 30 分～18 時 30 分 
場　　所：名古屋今池ガスホール(名古屋市千種区今池1-8-8) 
講　　演：下肢長管骨骨折に対する髄内釘治療アップデート
　　　　　岡山大学整形外科  野田知之 
認定単位：5単位（(2)-g項目）
会　　費：1,000円
事 務 局 ：森川整形外科医院
                担当：森川圭造
                〒485-0023　愛知県小牧市北外山2944-1 
                TEL：0568-77-1739　FAX：0568-77-6069
                e-mail：[email protected]

〈抄録〉近年の骨折治療は、第四世代となる新世代髄内釘の開発やロッキングプレートの普及などにより飛躍的な進歩を遂げ、場合によってはいずれの固定具により十分な固定力が得られるようになった。しかしながら、その特徴や理論を十分理解しない誤った使用法や、過度の適応拡大による成績不良例も少なからず散見される。下肢長管骨骨折に対する髄内釘治療の適応と限界、およびそれに伴う合併症に対するリハビリテーションについて述べる。

第7回自由ヶ丘整形医会

日　　時：2015 年 6 月 6 日（土）18 時 00 分～19 時 00 分 
場　　所：ルブラ王山(名古屋市千種区覚王山通8-18) 
講　　演：骨軟部腫瘍−診断と治療のコツ-               
                愛知医科大学 学長 佐藤啓二 
認定単位：5単位（(2)-g項目）
会　　費：1,000円
事 務 局 ：愛知県がんセンター中央病院
                担当：杉浦英志
                〒464-8681　名古屋市千種区鹿子殿1-1
                TEL：052-762-6111　FAX：052-764-2963
                e-mail：[email protected]

〈抄録〉骨軟部腫瘍に関する基本的知識−部位、好発年齢、臨床症状―を理解する事によって診断名の絞り込みは容易になる。画像診断においても基本的な知識の整理を行っておけば、間違いを少なくできる。生検の方法を含めて、できるかぎり理解しやすい形で骨軟部腫瘍を説明し、術後のQOLやリハビリテーションを含めて情報提供を行う。

第８回知多半島整形外科連携セミナー

日　　時：2015 年 3 月 28 日 (土) 18 時 30 分～19 時 30 分
講　　演：クラシーティー半田　(半田市広小路町90)
講　　演：運動器慢性疼痛の診断と薬物治療
　　　　　機能性疼痛と運動療法、認知行動療法
  　　　　 近畿大学医学部整形外科 三木健司
認定単位：5単位（(2)-g項目）
会　　費：1,000円
事 務 局 ：国立長寿医療研究センター
　　　　　担当：酒井義人
　　　　　〒474-8511 大府市森岡町源吾35
                 TEL：0562-46-2311　FAX：0562-46-8518
                 e-mail：[email protected]

〈抄録〉高齢化社会の進展とともに、機能性疼痛である侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛の頻度が増えている。侵害受容性疼痛の治療の基本は原因である器質的疾患の解決が基本であるが、高齢化に伴うものではその解決が困難であることも多い。その場合、原因疾患があるままで「痛み」を改善させ、運動機能などの向上を図ることが重要である。また近年、神経障害性疼痛や非器質的疼痛である機能性疼痛なども注目されている。運動療法、認知行動療法についても薬物療法と並んで重要である。それらについても概説する。

静岡リハビリテーション懇話会

日　　時：2015 年 3 月21 日（土）16 時 00 分～17 時 00 分 
場　　所：三島商工会議所(三島市一番町) 
講　　演：地域での訪問歯科診療から見えてくる高齢障害者の課題や
　　　　　地域連携の必要性など          
                栗原歯科医院 院長 栗原由紀夫  
認定単位：5単位（(2)-g項目）
会　　費：1,000円
事 務 局 ：NTT東日本伊豆病院
　　　　　担当：黒澤崇四
　　　　　〒419-0107 静岡県田方郡函南町平井750
　　　　　TEL：055-978-2320　FAX：055-978-9073
　　　　　e-mail：[email protected]

〈抄録〉多職種による地域連携の構築を目的として設立したネットワーク「口腔ケア ネットワーク（三島）」で、口腔の問題や摂食嚥下の問題に積極的に取り組んでいる。論文：出版者一般社団法人 日本老年歯科医学会 雑誌老年歯科医学 巻号頁・発行日vol.28, no.1, pp.49-54, 2013 (Released:2013-07-27)

第37回東海スポーツ傷害研究会

日　　時：2015 年 2月 7日（土）18 時 00 分～19 時 00 分 
場　　所：ウィンクあいち大ホール(名古屋市中村区名駅4-4-38)
講　　演：モータースポーツ医療の現状と課題　　　　 
　　　　　みどりクリニック 院長  瀬戸口芳正　 
認定単位：5単位（(2)-g項目）
会　　費 ：2,000円 
事 務 局 ：スポーツ医・科学研究所 
　　　　　担当：横江清司 
　　　　　〒470-2212　愛知県知多郡阿久比町大字卯坂字浅間裏49 
　　　　　TEL：0569-48-7383　FAX：0569-48-0813 
　　　　　e-mail：[email protected]

〈抄録〉最高速度350km/h の車両で競うモータースポーツは常に死と隣り合わせのスポーツである。モータースポーツ医療の特徴は事故現場での車両からの救出活動や多くの外傷が致死的な高エネルギー外傷であることである。国際レースの医療体制は、国際自動車連盟FIAや国際モーターサイクリズム連盟FIMによって決められたMedical Codeに沿って準備、運営される。今回はモータースポーツの魅力と外傷後のリハビリテーションを含めた医療体制の現状と課題についてご紹介したい。

第61回八事整形会

日　　時：2015 年 3 月 12 日（木）19 時 00 分～20 時 30 分 
場　　所：八事サーウィンストンホテル
                 (名古屋市昭和区八事本町100-36) 
講　　演：骨軟部腫瘍を見逃さない外来診療　　　　　
　　　　　香川大学医学部整形外科学 教授 山本哲司
認定単位：5単位（(2)-g項目）
会　　費：1,000円
事 務 局 ：名古屋第二赤十字病院整形外科
                担当：佐藤公治
　　　　　〒466-8650　名古屋市昭和区妙見町2-9
　　　　　TEL：052-832-1121　FAX：052-832-1130
　　　　　e-mail：[email protected]

〈抄録〉骨腫瘍を診断するための画像診断の見方の基本と、骨腫瘍と混同される腫瘍類似疾患について鑑別診断について概説する。混同される疾患には外傷性疾患、代謝性疾患、変性疾患などが含まれ、不要な生検と手術を避けることが肝要である。また生検の方法と注意点、良性および悪性骨腫瘍の治療法について述べ、患肢再建術後のリハビリテーションの流れについても触れる。また病理診断と臨床診断の整合性が得られない時の対処について述べる。

第8回静岡関節症研究会

日　　時：2015 年 2 月12 日（木）19 時 00 分～20 時 30 分 
場　　所：沼津リバーサイドホテル(沼津市上土町100-1) 
講　　演：Femoroacetabular impingement (FAI)とは？
　　　　　〜概念、診断、治療、リハビリ〜               
                北里大学医学部整形外科　福島健介  
認定単位：5単位（(2)-g項目）
会　　費：1,000円
事 務 局 ：順天堂大学医学部附属静岡病院整形外科
　　　　　担当：大林　治
　　　　　〒410-2295 静岡県伊豆の国市長岡1129
　　　　　TEL：055-948-3111　FAX：0585-946-0010
　　　　　e-mail：[email protected]

〈抄録〉Femoroacetabular impingement(FAI)は2003年、スイスベルン大学のGanz教授らのグループによって提唱された概念であり、これまで原因不明とされていた一次性変形性股関節症の一要因として示された。近年、股関節鏡視下手術の発展とともに股関節唇損傷の原因、ひいては股関節痛の要因として注目されている。本講演ではその概念、特徴的な理学所見と画像所見に基づく診断方法、リハビリテーションを含めた保存的治療、手術治療に関して最新の知見を提供する。

第30回岐阜リウマチ研究会

日　　時：2015 年 2 月7 日（土）15 時 30 分～18 時 30 分 
場　　所：長良川国際会議場(岐阜市長良福光2695-2) 
講　　演：オーダーメイドのRA薬物治療
　　　　　〜トファシチニブ使用経験をふまえて〜               
                横浜南共済病院 副院長　長岡章平 
                武内章二 
認定単位：5単位（(2)-g項目）
会　　費：1,000円
事 務 局 ：松波総合病院リウマチセンター
　　　　　担当：佐藤正夫
　　　　　〒501-6062 岐阜県羽島郡笠松町田代185-1
　　　　　TEL：058-388-0111　FAX：058-388-4711
　　　　　e-mail：[email protected]

〈抄録〉高用量のMTXの使用、生物学的製剤の導入、トファシチニブの発売と早期診断、早期治療、更にT2Tの概念はリハビリテーションの介入を含めこれまでのRA治療の様相を一変させた。今後は早期であれ進行期であれ個々の症例に適したオーダーメイドの治療の確立を目指すことが求められる。今回RA治療薬の選択について私見を述べたい。

第6回八事整形スポーツメディスン研究会

日　　時：2015 年 1 月 15 日（木）19 時 00 分～20 時 30 分 
場　　所：八事サーウィンストンホテル
                 (名古屋市昭和区八事本町100-36) 
講　　演：日本テニス協会の医事活動-2020東京オリンピックにむけて-　　　　　
　　　　　名古屋市立大学大学院医学研究科  岡本秀貴
認定単位：5単位（(2)-g項目）
会　　費：1,000円
事 務 局 ：名古屋第二赤十字病院整形外科
                担当：佐藤公治
　　　　　〒466-8650　名古屋市昭和区妙見町2-9
　　　　　TEL：052-832-1121　FAX：052-832-1130
　　　　　e-mail：[email protected]

〈抄録〉2020年に東京オリンピック開催が決定し、日本中がスポーツを通して日本の文化、技術、実力を世界中にアピールする絶好の機会となる。スポーツ界においても、あらゆる分野から選手をサポートしてオリンピックでのメダル獲得に向けてさらなる取り組みをしている。日本テニス協会においては約20年前からメディカルサポートを行っており、徐々にその成果が開花しつつある。今回、東京オリンピックにむけて日本テニス協会の医事活動について紹介する。また、テニスの根本治療のための継続的なリハビリテーションとトレーニングの重要性についても紹介する。

第41回脊髄倶楽部

日　　時：2015 年 1 月 29 日（木）19 時 00 分～21 時 00 分 
場　　所：名鉄ニューグランドホテル(名古屋市中村区椿6-9) 
講　　演：腰脊椎椎間孔部狭窄症の治療
　　　　　〜後方侵入対側椎間孔部除圧術の有用性と限界〜              
　　　　　冨永病院脳神経外科 脊椎・脊髄治療センター 部長
　　　　　乾　敏彦 
認定単位：5単位（(2)-g項目）
会　　費：1,000円
事 務 局 ：愛知医科大学整形外科
　　　　　担当：神谷光広
　　　　　〒480-1195　愛知県愛知郡長久手町岩作雁又1番地1 
　　　　　TEL：0561-63-1087　FAX：0561-63-4707
　　　　　e-mail：[email protected]

〈抄録〉腰椎椎間孔部狭窄症は、Failed back surgeryの最大の原因とされる。腰部脊柱管狭窄症術後のリハビリを行うにあたって、術後に下肢痛が残存し、Failed backとなる同病態を理解することは非常に重要である。手術で必要十分な椎間孔部除圧を如何に低侵襲に行うかが重要となる。我々は2003年から100例以上（腰椎変性疾患手術例の約１２％）に後方進入対側椎間孔部除圧術を適応し、固定術を回避しつつ良好な成績を得ている。手術手技の実際を中心にその概要、有用性と限界を報告する。