日 時:2014 年 8 月 6 日(水)19 時 00 分~21 時 00 分
場 所:八事サーウィンストンホテル(名古屋市昭和区八事本町100-36)
講 演:高齢者腰痛症におけるサルコペニアの関連と薬物療法
国立長寿医療研究センター整形外科脊椎外科 医長
酒井義人
認定単位:5単位((2)-g項目)
会 費:1,000円
事 務 局 :名古屋第二赤十字病院整形外科
担当:佐藤公治
〒466-8650 名古屋市昭和区妙見町2-9
TEL:052-832-1121 FAX:052-832-1130
e-mail:[email protected]
〈抄録〉腰痛は日本の国民有訴者の中では最も多い愁訴であり、高齢化によりさらに増加が見込まれる。2006年日本整形外科学会は、2007年に運動器障害により要介護の危険の高い状態「ロコモティブシンドローム」(ロコモ)を提唱し、腰部脊柱管狭窄症などの脊椎変性疾患もその基礎疾患としてあげられている。それ故に腰痛罹患率の多さと介護の面からもロコモの一原因としての腰椎変性疾患の存在は決して看過できない。また高齢医学では虚弱(Frail)の概念が広まっており、高齢者の日常生活動作(ADL)を疾患のみならず栄養学的や加齢性筋肉減少症(サルコペニア)などの観点からも多角的に評価していくことが高齢者の介護予防にとっては重要である。高齢者腰痛症に対する治療はリハビリテーションが重要であることは言うまでもないが、サルコペニアに対する考え方と適切な薬物療法を施すことで、より効率的な治療が可能となる。
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