日 時:2013 年 8 月 24 日15 時 30 分~18 時 30 分
場 所:グランヴェール岐山(岐阜市柳ヶ瀬通6-14)
講 演:『関節リウマチにおける抗体産生の臨床的意義』
~エタネルセプトのImmunogenicityを含めて~
京都大学大学院医学研究科リウマチ性疾患制御学講座 准教授
藤井 隆夫
認定単位:5単位((2)-g項目)
会 費:1,000円
事 務 局 :近石病院
担当:武内章二
〒502-0901 岐阜市光町2-46
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RAの治療では、明確な数値目標にしたがって臨床的寛解あるいは低疾患活動性を早期に達成し、いったん達成されたらそれを長期間維持することが重要である。このような治療ストラテジーを遂行することで骨破壊の進行が抑制され、患者QOLが十分に維持される。したがって、生物学的製剤を利用して達成した目標は維持することこそが重要で、継続率が高い生物学的製剤はより有用性が高い。すなわち、継続率に影響を与える生物学的製剤の免疫原性はRA治療において重要な意義を持つ。
本講演では、immunogenicity(抗バイオ抗体)のほかにRA診断の上で重要なリウマトイド因子(RF)や抗CCP(cyclic citllurinated peptides)抗体、および鑑別診断に重要な抗核抗体、さらには一部の生物学的製剤で誘導されるループス様症状についてもディスカッションしたい。さらに臨床的にトータルケアの観点からリハビリテーション治療に関しても言及する予定である。