日 時:2016 年 3 月 12 日(土)16 時 00 分~18 時 00 分
場 所:岐阜都ホテル(岐阜市長良福光2695-2)
講 演:関節リウマチ治療におけるリハビリテーションの役割
大阪医科大学
教授 佐浦隆一
認定単位:5単位((2)-g項目)
会 費:500円
事 務 局 :松波総合病院
担当:佐藤正夫
〒501-6062 岐阜県羽島郡笠松町田代185-1
TEL:058-388-0111 FAX:058-388-4711
e-mail:[email protected]
〈抄録〉関節リウマチ(RA)の薬物治療は生物学的製剤の導入により大きく変化し、2010年から「目標に基づいたRAの治療(Treat to Target:T2T)」が提唱されている。RAのリハビリテーションの目的は「生きること、そのもの」というプラス面を考慮した生活機能モデル(ICF)に倣うと、「機能・構造」の異常の改善や緩和と代償的方法(潜在的生活機能の開発・増大)を利用することにより「活動」の制限を軽減し、結果として「参加」の制約を開放することである。そして、これはT2Tの基本原則である「身体機能の正常化、社会活動への参加を通じて、患者の長期的QOLを最大限まで改善すること」と軌を一にしている。これらの目標達成のためには、RA患者を「疾患単位」ではなく「生活しにくさを持つ人間」として捉えて、健康寿命の伸延を念頭に置き、効果的なリハビリテーションを提供してくことが重要である。本講演ではRA治療におけるリハビリテーションの役割ついて概説したい。
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