日 時:2016 年 2 月5 日(金)19 時 00 分~20 時 30 分
場 所:科研製薬㈱名古屋支店 花の木ホール
(名古屋市昭和区御器所通2丁目27番地1)
講 演:人工関節領域における静脈血栓塞栓症予防の現状と展望
金沢大学整形外科 准教授
加畑多文
認定単位:5単位((2)-g項目)
会 費:1,000円
事 務 局 :名古屋市立大学 関節再建医学(整形外科)
担当:井口普敬
〒467-8602 名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1番地
TEL:052-853-8236 FAX:052-842-0266
e-mail:[email protected]
〈抄録〉日本において静脈血栓塞栓症(VTE)予防ガイドラインが2004年に作成されてから10年以上を経過し、もはや周術期VTE予防は整形外科医にとって当たり前となった。その後、保険適応のあるVTE予防薬が次々と登場した結果、現在ではそれぞれの病院で様々な試みがなされている。一方で、術後出血対策とVTE予防という相反する事象に苦慮することがしばしばある。股関節と膝関節の人工関節置換術は、整形外科において最もポピュラーな手術術式の一つだが、近年、トラネキサム酸が出血対策に用いられるようになってきた。出血予防薬と抗凝固薬の併用という複雑な様相を呈する中、これからのVTE予防がどうなっていくのかについて、薬物療法、理学療法、周術期リハビリテーションを含めた展望にを話したい。
コメント