日 時:2011 年 1月 15日(土)17 時 00 分~18 時 00 分 〈抄録〉手関節鏡は手関節内病変の把握に優れた検査法であると同時に鏡視下で治療も行なうことができる治療ツールでもある。現在では橈骨手根関節、手根中央関節を鏡視可能で、舟状骨月状骨間靱帯、橈骨舟状骨窩、橈骨茎状突起、舟状骨中枢からwaist部までの橈側病変およびTFCC遠位面、月状骨や三角骨の軟化、軟骨剥離などの尺側病変を、手根中央関節鏡視では舟状骨、月状骨、三角骨、STT関節、有頭骨、有鉤骨およびSL靱帯、LT靱帯が鏡視、触診可能である。最近ではTFCC近位面の損傷診断のために遠位橈尺関節鏡も可能となっている。鏡視下手術法としてはTFCC損傷の治療としてTFCCの部分切除術、鏡視下TFCC縫合術、橈骨関節内骨折の鏡視下整復・固定術、関節拘縮に対する鏡視下授動術、早期RAに対する滑膜切除などが挙げられる。TFCC縫合術では関節包へpull outする方法と尺骨小窩にpull-outし、discごとTFCCを小窩に圧着する方法がある。本講演では演者が行なっている手関節鏡視手技、鏡視下TFCC部分切除術、鏡視下TFCC縫合術などのTFCCに対する手術、関節拘縮に対する鏡視下授動術、早期RAに対する鏡視下滑膜切除を紹介し、そのリハビリの実際をお示しする。
場 所:ウィンクあいち(愛知県名古屋市中村区名駅4-4-38)
講 演:手関節鏡視下手術の実際
慶義塾大学医学部整形外科講師 中村俊康
認定単位:5単位((2)-g項目)
会 費 :1,000円
事 務 局 :愛知医科大学整形外科
担当:本庄宏司
〒480-1195 愛知県愛知郡長久手町大字岩作字雁又21
TEL:0561-62-3311 FAX:0561-63-4707
e-mail:orthoped@aichi-med-u.ac.jp
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