日 時:2010 年 6 月 26 日(土)17 時 00 分~18 時 00 分
場 所:長良川国際会議場(岐阜市長良福光2695-2)
講 演:パラリンピック参加条件とクラス分け法
国際医療福祉大学・大学院リハビリテーション学分野教授 陶山哲夫
認定単位:5単位((2)-g項目)
会 費:1,000円
事 務 局 :岐阜大学医学部整形外科
担当:青木隆明
〒501-1194 岐阜県岐阜市柳戸1-1
TEL:058-230-6333 FAX:058-230-6334
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〈抄録〉身体障害者スポーツは1943年英国Ludwig Guttmannが脊髄損傷者のリハビリの一環として始められ、肢体不自由(切断・脊損・四肢機能障害・関節リウマチなどの疾患による四肢機能障害)や視覚・聴覚・知的・精神などの各障害者へとスポーツが導入されている。日本では1964年東京パラリンピックの開催以降、スポーツが障害者の身体機能の改善や社会復帰に役立つことが認識されて、障害者には健康の維持・増進にスポーツは必須である。障害者スポーツには1.リハビリテーション・スポーツ(病院レベル):ADLの改善、敏捷性・耐久性の向上、2.生涯スポーツ(スポーツ施設):心身の健康維持・増進インテグレーションの実現、3.パラリンピックなど競技スポーツ:よる競技力向上などに分類される。各段階に医学的支援が必須であるが、パラリンピックへの参加条件として、①競技捌に国際的なランキングを持っている ②クラス分けを受けている ③アンチ・ドーピング規約遵守する等である。特にパラリンピックは障害の度の公平性を保つために身体の運動機能の評価による同一の障害区分(クラス分け)が必須である。またアスリートとして社会道徳・倫理・公平性・健康などからアンチ・ドーピングの遵守が求められる。