日 時:2008 年 3 月 6 日(木)19 時 00 分〜21 時 00 分
場 所:名鉄ニューグランドホテル
〒453-0015 名古屋市中村区椿町6-9
講 演:「脊椎と脊髄からの痛み」
札幌医科大学医学部整形外科学講座教授 山下敏彦
認定単位:5単位((2)-g項目)
会 費:1,000円
事 務 局 :名古屋第二赤十字病院 整形外科
担当:佐藤公治
〒466-8650 愛知県名古屋市昭和区妙見町2-9
TEL:052-832-1121 FAX:052-832-1130
e-mail:[email protected]
〈抄録〉脊椎の各構成組織に存在する侵害受容器が有害刺激により興奮し疼痛を引き起こす(侵害受容性疼痛)。組織の炎症により侵害受容器の持続的興奮や感作が生じ、慢性的疼痛を起こす(炎症性疼痛)。脊髄後角の二次ニューロンに存在するNMDA受容体の活性化(中枢性感作)や一次ニューロンの終末発芽は難治性疼痛の原因となる(神経因性疼痛)。最近、脊髄でのグリア細胞の活性化が慢性疼痛発現に関与することが報告されている。慢性疼痛の治療においては、種々の薬剤による疼痛コントロールとともに、身体機能回復を目的としたリハビリテーションが重要な役割を演じる。