日本リハ医学会中部・東海地方会a

研修会等

第69回八事整形会

日  時:2017 年 3 月 15 日(水)19 時 00 分~20 時 30 分 
場  所:八事サーウィンストンホテル

                 (名古屋市昭和区八事本町100-36) 
講  演:変形性膝関節症に対する治療-人工膝関節置換術を中心に-     
     藤田保健衛生大学 整形外科
     准教授 早川和恵
認定単位:5単位((2)-g項目)
会  費:1,000円
事 務 局 :名古屋第二赤十字病院整形外科
                 担当:佐藤公治
     〒466-8650 名古屋市昭和区妙見町2-9
     TEL:052-832-1121 FAX:052-832-1130
     e-mail:[email protected]

〈抄録〉変形性膝関節症に対する治療の多くはリハビリテーションを含めた保存的治療である。しかしコントロールできない関節障害に対しては人工膝関節置換術(TKA)が選択される。TKAは除痛効果に優れ、患者のADLやQOLを向上させる。近年、人工関節の耐用年数は延び、TKAは多くの施設で施行され年々増加傾向にある。今回はTKAの手術適応、手術手技(機種選択、セメント固定や膝蓋骨置換の有無)、リハビリテーションなどを中心に講演する。

投稿情報: 11:13 | 個別ページ | コメント (0)

第47回岐阜人工関節フォーラム

日  時:2017 年 3 月 4 日(土)14 時 00 分~18 時 00 分 
場  所:長良川国際会議場(岐阜市長良福光695-2) 
講  演:人工肘関節置換術の進歩と展望
                昭和大学医学部整形外科学講座
                教授 稲垣克記
認定単位:5単位((2)-g項目) 
会  費:1,000円 
事 務 局 :医療法人大輪会 大橋・谷整形外科
担  当:大橋俊郎
                〒500-8384 岐阜市薮田南3-12-17
                TEL:058-272-0011 FAX:058-272-0211
                e-mail:[email protected] 

〈抄録〉近年人工肘関節の進歩は著しい。人工肘関節はUnlinked type と Linked type があるが、いずれの機種も回旋に対する安定性と内外側への自由度を有するデザインが必要となる。Mayo Clinicや我々のグループの15年生存率は93%であった。本講演ではこれらの機種の特徴を解説し、手術の要点と各機種のリハビリテーション及び今後の展望につき述べる。

投稿情報: 11:11 | 個別ページ | コメント (0)

静岡リハビリテーション懇話会

日  時:2017 年 2月25 日(土)13 時 00 分~17 時 00 分 
場  所: 順天堂大学三島キャンパス
     (静岡県 三島市大宮町3丁目7番33号) 
講  演:職種間の壁を越えて 目ざせ!チームアプローチ
     あざみ野ヒルトップ 施設長 松下明美
認定単位:5単位((2)-g項目)
会  費:2,000〜3,000円
事 務 局 :静岡リハビリテーション病院
     担当:小嶋康則
     〒421-1311 静岡市葵区富沢1405
     TEL:054-237-9625 FAX:054-237-5069
     e-mail:[email protected]

〈抄録〉初台リハビリテーション病院などで実践した体験談を踏まえ、職種を超えたチームアプローチの重要性を語ります。医療制度の中でも、チーム医療、チームアプローチ、と言われていますがなかなか職種の壁が越えられないのが現状ではないでしょうか。静岡リハビリテーション懇話会は医師、リハビリ職、看護職等が集まる機会です。職種を超えて何をすべきかを考えられればと思っています。

投稿情報: 11:08 | 個別ページ | コメント (0)

第23回東海関節鏡研究会

日  時:2017 年 1 月21 日(土)17 時 30 分~18 時 30 分 
場  所:ウインクあいち
     (愛知県名古屋市中村区名駅4-4-38) 
講  演:膝関節外科 ‐生物学的再建術‐
     広島大学 学長  越智光夫
認定単位:5単位((2)-g項目)
会  費:1,000円
事 務 局 :名鉄病院 整形外科
     担当:大藪直子
     〒451-8511 名古屋市西区栄生2-26-11
     TEL:052-551-6121 FAX:052-551-6308
     e-mail:[email protected]

〈抄録〉広島大学整形外科において1981年から膝関節外科に取り組み、ことに生物学的再建術に取り組んできました。今回は前十字靭帯再建と関節軟骨修復術に関して述べたいと思います。手術中の清潔不潔には注意を払い、前十字靭帯再建術2,000例以上において、感染のために、再建靭帯を抜去する、あるいは関節鏡視下に洗浄を行った例が1例もなかったことは、運もありますが、一つの自慢できることであります。現在、前十字靭帯再建に関しては日本の貢献抜きに語れません。前十字靭帯再建術では私の考える実際の留意点や将来の方向性、リハビリに関して述べたいと思います。また、軟骨修復術にも取り組んで参りましたので、現状と未来に関して語りたいと思います。

投稿情報: 11:02 | 個別ページ | コメント (0)

第12回知多半島整形外科連携セミナー

日  時:2017 年 3 月18 日(土)18 時 10 分~19 時 10 分 
場  所:サイプレスガーデンホテル金山
     (愛知県名古屋市熱田区金山町1-9-8) 
講  演:リウマチ足の診方と治療
     東京女子医科大学付属病院膠原病リウマチセンター整形外科
     講師 矢野統一郎
認定単位:5単位((2)-g項目)
会  費:1,000円
事 務 局 :西知多総合病院整形外科
     担当:伊藤 靖
     〒477-8522 東海市中の池3-1-1
     TEL:0562-33-5500 FAX:0562-33-5900
     e-mail:[email protected]

〈抄録〉近年薬物療法の進歩によりRAの予後は明らかに改善してきている。しかし足部足関節障害が軽視されてしまうため、手術に至る症例が現時点での少なからず経験する。そのような症例を減らす目的で、リウマチ足診察のポイント、誰でも出来る保存治療とリハビリ、内科医から整形外科医へのコンサルトのタイミング、最新リウマチ足手術と術後リハビリについて述べる。

投稿情報: 10:15 | 個別ページ | コメント (0)

第20回尾張整形外科医療連携を考える会

日  時:2017 年 3 月 11 日 (土) 16 時 00 分~18 時 30 分
会  場:名古屋ルーセントタワービジネスサポートセンター

     (愛知県 名古屋市西区牛島町6番1号)
講  演:プライマリケアにおけるリウマチ性疾患の早期発見の意義とポイント 

     中京病院皮膚科 センター長 
                 小寺雅也 

認定単位:5単位((2)-g項目)
会  費:1,000円
事 務 局 :森川整形外科医院
     担当:森川圭造
     〒485-0023 小牧市北外山2944-1
                  TEL:056-877-1739 FAX:056-877-6069
                  e-mail:[email protected]

〈抄録〉リウマチ性疾患において新たな疾患特異的抗体による診断技術の進歩によって早期診断とリハビリテーションを含む早期治療が得られる様になっている。ACR/EULARの新たなRAの分類基準は、早期例をpick upするためには非常に有用ではあるが、その他の鑑別が難しい。特に、膠原病に伴う関節炎は最も困難なものに挙げられ、診断に苦慮する。今回はプライマリケアにおける膠原病早期発見のポイントと意義について概説する。

投稿情報: 17:37 | 個別ページ | コメント (0)

第7回 VTEを考える会

日  時:2017 年 2 月17 日(金)19 時 00 分~20 時 30 分 
場  所:科研製薬㈱名古屋支店 花の木ホール
     (名古屋市昭和区御器所通2丁目27番地1) 
講  演:人工関節置換術の周術期におけるVTE予防の重要性
     千葉県済生会習志野病院 副院長
     原田義忠
認定単位:5単位((2)-g項目)
会  費:1,000円
事 務 局 :名古屋市立大学 関節再建医学(整形外科)
     担当:井口普敬
     〒467-8601 名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1番地
     TEL:052-853-8236 FAX:052-842-0266
     e-mail:[email protected]

〈抄録〉破綻した関節機能を再建する場合、人工関節置換術は極めて有用な手段であることに間違いはないが、その周術期における致死的合併症として、肺塞栓症(PE)がある。もちろんPE発症の前に深部静脈血栓症(DVT)を起こす場合もあり、この両者(VTE)を予防することは、人工関節の術後成績を左右すると言える。現在、VTEの予防策として、弾性ストッキング(ES)・間欠的空気圧迫法(IPC)・早期リハビリテーション薬物療法が挙げられる。その中でも、薬物療法の位置付けについては、議論の多いところであるが、未だに日本人を対象とした大規模な臨床研究の報告はない。我々は千葉大学の関連病院において、低分子ヘパリンによるVTE発生の予防効果について他施設共同研究を行った。その結果を踏まえ、最近の経口Xa阻害剤によるVTE予防効果についても言及する。

投稿情報: 17:27 | 個別ページ | コメント (0)

八事整形会 骨粗鬆症分科会

日  時:2017 年 2 月 8 日(水)19 時 00 分~21 時 00 分 
場  所:八事サーウィンストンホテル

                 (名古屋市昭和区八事本町100-36) 
講  演:骨粗鬆症連携の効率化とOLS-7について     
     藤田保健衛生大学医学部内分泌・代謝内
     教授 鈴木敦詞
認定単位:5単位((2)-g項目)
会  費:1,000円
事 務 局 :名古屋第二赤十字病院整形外科
                 担当:佐藤公治
     〒466-8650 名古屋市昭和区妙見町2-9
     TEL:052-832-1121 FAX:052-832-1130
     e-mail:[email protected]

〈抄録〉骨粗鬆症診療には、職種間・施設間の連携(リエゾン)が不可欠で、リエゾンには医師、看護師のみならず、薬剤師、理学療法士、栄養士、ケアマネージャーなど急性期から回復期のリハビリテーション、維持期の医療と介護に従事する者が理解しておく必要がある。日本骨粗鬆症学会の骨粗鬆症リエゾンサービス(OLS)では、職種・施設の垣根を越える「共通言語」のための簡易評価票OLS-7を作成し、OLSの効率化を目指している。

投稿情報: 17:10 | 個別ページ | コメント (0)

第34回岐阜リウマチ研究会

日  時:2017 年 1月28 日(土)15 時 30 分~18 時 30 分 
場  所: 岐阜グランドホテル
     ( 岐阜市長良648番地) 
講  演:整形外科が診る関節リウマチ治療の変遷      
                 名古屋大学医学部附属病院 整形外科 
                 講師 高橋伸典 
認定単位:5単位((2)-g項目)
会  費:1,000円
事 務 局 :松波総合病院リウマチセンター
     担当:佐藤正夫
     〒501-6062 岐阜県羽島郡笠松町田代185-1
     TEL:058-388-0111 FAX:058-388-2391
     e-mail:[email protected]

〈抄録〉現代における関節リウマチ(RA)治療の主役はMTXを中心として生物学的製剤やJAK阻害剤を使用する薬物療法である。薬物治療の劇的な進歩により、かつて関節破壊の進行ありきであったRAの治療戦略は一変し、滑膜炎ゼロの臨床的・構造的寛解を現実的な治療目標とすることが可能となった。このような薬物療法の進歩と共に、RA治療における手術とリハビリテーションの占める割合は減少傾向であると言われる。確かに滑膜切除術などはほとんど行われなくなったが、一方で手足の小関節に対する手術件数は増加していることが知られている。つまり手術目的自体が、単なる除痛とADL向上にとどまらず、整容やQOL向上をも包括するものに変化したものと考えられる。患者さんが期待する治療到達目標が以前よりはるかに高く設定されるように変化した現代では、その期待に対応出来る新しい薬物・手術治療戦略が必要である。

投稿情報: 17:05 | 個別ページ | コメント (0)

平成28年度第2回労災医療特別講演会

日  時:2017 年 1 月 19 日(木)13 時 30 分~15 時 30 分 
場  所: 愛知県医師会館地下健康教育講堂

                 (名古屋市中区栄4-14-28) 
講  演:日本人の頸椎・頸髄正常形態と機能     
     中部労災病院
     院長 加藤文彦
認定単位:5単位((2)-g項目)
会  費:500円
事 務 局 :一般社団法人愛知県労災指定医協会
                 担当:彦坂 博
     〒460-0008 名古屋市中区栄4-14-28
     TEL:052-263-0093 FAX:052-263-6775
     e-mail:[email protected]

〈抄録〉日本は高齢化社会を迎え、医療に関しても高齢者の増加が様々な変化をもたらしている。脊椎・脊髄領域においても、外傷、慢性疾患、共に高齢者の増加による疾患構成の変化が進んでいる。
 日本パラプレジア医学会(現,日本脊髄障害医学会)が1990~1992年に行った疫学調査では、毎年5000人の新たな脊髄損傷が発生し、そのうち75%が頸髄損傷であった。さらに、この3500人の頸髄損傷の中で非骨傷性頸髄損傷は56%であった。そして、脊髄損傷全体の年齢分布は20と59歳の二峰性であった。現在、頸髄損傷は脊髄損傷の80%を占め、さらに非骨傷性頸髄損傷が脊髄損傷の70%を占めるに至った。さらに、高齢者の非骨傷性頸髄損傷が脊髄損傷の60%を占め、脊髄損傷の年齢分布は70歳代の一峰性となった。
 非骨傷性頸髄損傷は頸椎部脊柱管狭窄症を基盤として発症するが、同じく頸椎部脊柱管狭窄症基盤として発症する頸椎症性脊髄症も増加中である。このため、当院が所属する独立行政法人・労働者健康安全機構の前組織である独立行政法人・労働者健康福祉機構が行った労災疾病等13分野研究において、日本人の20歳代~70歳代、男女別の頸椎・頸髄正常形態と機能について検討したので、その結果について紹介する。
 MRIによる計測にて、脊柱管前後径、硬膜管前後径、脊髄前後径、脊髄面積は年代が高齢となるとともに減少した。これらの変化は椎体高位よりも、加齢変化の影響を受けやすい椎間高位にて目立つ傾向を示した。脊柱管狭窄による無症候性の脊髄圧迫(脊髄扁平化)を3.1%に認めた。たとえ無症状でも、70歳以上の方では約15%の方が、いつ頸椎症性脊髄症や非骨傷性頸髄損傷を発症してもおかしくない頸椎部脊柱管狭窄症となっていた。椎間板変性に関しては、20歳代でもすべての椎間板に変性を認めないということはまれであり、30歳代以上では皆無であった。年齢が高齢になるに従い、椎間板変性は高度となり、変性椎間板数は増加した。また、頸椎の矢状面alignmentに関しては「前弯型」が正常であり、「直線型」・「後弯型」・「S字型」は異常であるとの見解が多い。今回の検討では、若年者では「直線型」・「後弯型」は異常ではなく、むしろ女性では正常かつ多数派であった。しかしながら、50歳以後では従来の見解通り、「前弯型」以外のものは椎間板変性度も高度で、可動域も減少していることが確認された。
 頸髄障害の定量的評価法として、小野の「手指10秒テスト」が広く用いられており、20回以下は異常とされてきた。しかし、「手指10秒テスト」の年齢別の正常値を示した報告は過去になかったため、今回これを作成した。結果として、60歳以上では平均値が20回以下であることが示された、。また、「手指10秒テスト」は索路(白質)障害と髄節(灰白質)障害を混在して評価するため、純然たる索路(白質)障害評価法として「10秒足踏みテスト」を考案し、これの年齢別の正常値を作成した。
 今回の研究による結果は今後の臨床において、診断のみならず、治療やリハビリテーションの評価において有用と考える。

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