日 時:2017 年 2 月17 日(金)19 時 00 分~20 時 30 分
場 所:科研製薬㈱名古屋支店 花の木ホール
(名古屋市昭和区御器所通2丁目27番地1)
講 演:人工関節置換術の周術期におけるVTE予防の重要性
千葉県済生会習志野病院 副院長
原田義忠
認定単位:5単位((2)-g項目)
会 費:1,000円
事 務 局 :名古屋市立大学 関節再建医学(整形外科)
担当:井口普敬
〒467-8601 名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1番地
TEL:052-853-8236 FAX:052-842-0266
e-mail:[email protected]
〈抄録〉破綻した関節機能を再建する場合、人工関節置換術は極めて有用な手段であることに間違いはないが、その周術期における致死的合併症として、肺塞栓症(PE)がある。もちろんPE発症の前に深部静脈血栓症(DVT)を起こす場合もあり、この両者(VTE)を予防することは、人工関節の術後成績を左右すると言える。現在、VTEの予防策として、弾性ストッキング(ES)・間欠的空気圧迫法(IPC)・早期リハビリテーション薬物療法が挙げられる。その中でも、薬物療法の位置付けについては、議論の多いところであるが、未だに日本人を対象とした大規模な臨床研究の報告はない。我々は千葉大学の関連病院において、低分子ヘパリンによるVTE発生の予防効果について他施設共同研究を行った。その結果を踏まえ、最近の経口Xa阻害剤によるVTE予防効果についても言及する。
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