日 時:2017 年 1月28 日(土)15 時 30 分~18 時 30 分
場 所: 岐阜グランドホテル
( 岐阜市長良648番地)
講 演:整形外科が診る関節リウマチ治療の変遷
名古屋大学医学部附属病院 整形外科
講師 高橋伸典
認定単位:5単位((2)-g項目)
会 費:1,000円
事 務 局 :松波総合病院リウマチセンター
担当:佐藤正夫
〒501-6062 岐阜県羽島郡笠松町田代185-1
TEL:058-388-0111 FAX:058-388-2391
e-mail:[email protected]
〈抄録〉現代における関節リウマチ(RA)治療の主役はMTXを中心として生物学的製剤やJAK阻害剤を使用する薬物療法である。薬物治療の劇的な進歩により、かつて関節破壊の進行ありきであったRAの治療戦略は一変し、滑膜炎ゼロの臨床的・構造的寛解を現実的な治療目標とすることが可能となった。このような薬物療法の進歩と共に、RA治療における手術とリハビリテーションの占める割合は減少傾向であると言われる。確かに滑膜切除術などはほとんど行われなくなったが、一方で手足の小関節に対する手術件数は増加していることが知られている。つまり手術目的自体が、単なる除痛とADL向上にとどまらず、整容やQOL向上をも包括するものに変化したものと考えられる。患者さんが期待する治療到達目標が以前よりはるかに高く設定されるように変化した現代では、その期待に対応出来る新しい薬物・手術治療戦略が必要である。
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