日 時:2013 年 5 月 18 日(土)17 時 30 分~18 時 30 分
場 所:岐阜会館(岐阜市司町39-1)
講 演:人工膝単顆置換術の適応と手術手技
京都大学大学院医学系研究科整形外科教授
松田秀一
認定単位:5単位((2)-g項目)
会 費:1,000円
事 務 局 :岐阜大学医学部整形外科
担当:青木隆明
〒501-1194 岐阜県岐阜市柳戸1-1
TEL:058-230-6333 FAX:058-230-6334
e-mail:[email protected]
〈抄録〉人工膝単顆置換術(UKA)は、近年長期成績も安定してきており、全ての靭帯を温存できるために正常に近い動きを再現し、術後の違和感が少ないことも期待できる。しかしアライメントについては、大きな矯正はできない。私達は、術前に外反ストレス下の全下肢X線を撮像し、機能軸が脛骨関節面の中央から軽度程度内側を通る症例を適応としている。手術術式は、脛骨を先に骨切りし、関節ギャップに合わせて大腿骨遠位と後顆部を骨切りする。UKAの場合、術後のアライメントは骨切りの傾きではなく、コンポーネントの厚みで決定されるため、TKAに比べギャップの調整がより重要である。また、edge loadingを防ぐためには大腿骨コンポーネントは脛骨コンポーネントに平行に設置したいところだが、UKAの大腿骨コンポーネントのガイドは正確とは言い難く、これも脛骨の切骨面に合わせて骨切りを行った方がよいと考えている。UKA及び骨切り後の荷重・可動域などリハビリテーションの時期、方法、注意する点をTKAと比較して検討する。
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