日 時:2009 年 7 月 18 日(土)17 時 00 分~18 時 00 分
場 所:名古屋大学医学部保健学科講堂(名古屋市東区大幸南1丁目1番地20)
講 演:「運動指導とリハビリテーションに必要な足と脚の医学的知識
ー人工関節の運動指導とリハビリテーションー」
三仁会あさひ病院顧問 猪田邦雄
認定単位:5単位((2)-g項目)
会 費:1000円
事 務 局 :東海病院下肢・静脈瘤・リンパ浮腫・血管センター
担当:平井正文
〒464-8512 名古屋市千種区千代田橋1-1-1
TEL:052-711-6131 FAX:052-712-0052
e-mail:[email protected]
〈抄録〉高齢社会では運動器疾患(ロコモーティブシンドローム)は増加し、介護予防を受ける大きな要因となっている。しかも高齢者の日常生活活動やQOLは歩行能力に大きく影響され、それらと直結する膝、股関節の疾患では、人工関節手術が広く行われるようになっている。さらに、人工関節にも改良が加えられ、耐用年数が延び、その適応年令も拡大されつつある。
一方で、健康増進のための運動のみならず、介護予防の運動も盛んに行われるようになった。脱臼や摩耗を恐れる消極的な生活は、生活習慣病や生活不活発病を招くことになる。むしろ、手術に伴う運動習慣が廃用の予防になり、生き生きした生活ができるというプラスの面もあるので、術前、術後のリハビリテーションを含め、その指導は重要といえる。そこで、その実際について解説する。