日 時:2010 年 10月 16日(土)16 時 00 分~19 時 00 分
場 所:名古屋国際ホテル(名古屋市中区錦3-23-3)
講 演:リウマチ性疼痛性疾患(線維筋痛症)、慢性痛症の病態、治療、診断、薬物治療からリハビリテーションまで
尼崎中央病院整形外科部長 三木健司
認定単位:5単位((2)-g項目)
会 費:1,000円
事 務 局 : 愛知県医科大学医学部学際的痛みセンター
担当:牛田享宏
〒480-1195 愛知県愛知郡長久手町岩作雁又21
TEL:0561-62-3311 FAX:0561-62-5004
e-mail:[email protected]
〈抄録〉線維筋痛症に限らず、慢性疼痛疾患の診断には鑑別診断が最も重要である。我々はまず整形外科的な診察を行い、筋肉骨関節神経などからの疼痛を示す疾患を鑑別し、その後にリウマチ科的な鑑別を行っている。しかし、二次性線維筋痛症といわれる何らかの膠原病を合併するものにも注意が必要である。中でもリウマチ性脊椎関節炎の鑑別は重要である。しかし、リウマチ性脊椎関節炎の初期像は類似しているので鑑別できないことがあることを念頭に置くべきである。七川、行岡らが強調している多発性付着部炎、胸肋鎖骨異常骨化症の鑑別はさらに困難なことがある。我々の診断、治療のエッセンスを紹介する。また最近では非癌性疼痛に対するオピオイド治療が有効に使用されるようになってきている。オピオイドの使用経験が少ない整形外科医でも安全に使用するための工夫を紹介する。慢性痛症の治療にとって必要不可欠なセルフコーピングの手段としてのリハビリテーションを紹介する。